大手ハウスメーカーと工務店の違いについて知っておこう

家を建てるときには大手ハウスメーカーや工務店を利用することができますが、選ぶサービスによって違いがあることを知っておく必要があるでしょう。どちらを利用しても家を建てることができますが、住宅プランやコスト、工期や安心感などの面で違いがあることを理解しておく必要があります。大手ハウスメーカーは全国的に展開しているような企業であり、豊富な住宅プランを用意しているケースが多く、パッケージ化されたものから好みのものを選んで家づくりができるケースが多いです。工務店の場合はパッケージ化された住宅プランがないことが多く、購入者ごとに希望の聞き取りを行ってオンリーワンの住まいをつくっていることが多いと言えるでしょう。大手ハウスメーカーでも自由設計で家づくりができるケースがありますが、必ずしも完全自由設計というわけではなく、どちらかというと工務店のほうがこだわりを反映させやすいです。スピーディーに家づくりを行いたい場合やパッケージプランを利用したい場合は大手ハウスメーカー、細部までこだわりのある家にしたい場合は工務店を利用することがおすすめだと言えます。コストについては家の広さや材料のグレードによって左右されますが、パッケージプランを選ぶのであれば大手ハウスメーカーのほうが安くなるでしょう。パッケージプランは同じ材料をたくさん仕入れていることが多いので仕入れコストが安く済んでおり、費用が安くなるケースが多いです。工期についてはそれぞれの規模によりますが大手ハウスメーカーでは3か月から4カ月、工務店では4か月から6か月ほどになるケースがほとんどだと言えます。工務店の場合は大工が他の仕事まで行っている、建材を工場で加工せずに人力で加工しているなどが原因で作業に時間がかかってしまうことがあると知っておきましょう。もちろん、工務店であったとしてもたくさんの大工がいて大工は建築作業だけ行っている場合、高い技術力があったり便利な設備を導入していたりすることで作業時間の短縮が実現できている場合は大手ハウスメーカーと同じくらいの工期になることもあります。安心感については大手ハウスメーカーであれば会社が倒産しにくいという安心感があり、仮にその地域で活動している支社が撤退しても、他の支社に引継ぎが行われ、アフターサポートなどがなくなってしまう可能性は低いです。工務店の場合はその地域で長年続いている場合は倒産する可能性が低いという安心感がありますが、後継者がいない場合、新しくできたばかりの会社の場合は倒産してしまうとアフターサポートが受けられなくなるので注意しておきましょう。

